J.M.Weston Golf (ゴルフ)のレビュー

2021年6月26日

ついに東京も梅雨入りが宣言されました。

前2回でご紹介させて頂いた雨靴達だけではローテーションが回らないので、さらに雨対策靴をご紹介していきます。

本日ご紹介するのはこちら。

J.M.Weston 641Golf(ゴルフ)です。

J.M.Westonを代表するモデルの1つです。

様々なブランドでもUチップのモデルを展開していますが、その中でもまず名前が挙がるモデルではないでしょうか。

ではこのゴルフのオススメポイントを紹介していきたいと思います。

①汎用的なUチップデザイン。

Uチップは革靴のデザインの中でも割とカジュアルな部類に入るデザインですが、J.M.Westonのエスプリの利いたFrance Madeのおかげで気品に満ちた風格です。

こちらの画像は同じくフランスの著名ブランドParabootのシャンボードです。

Paraboot シャンボード

Uチップのデザインといえばまずゴルフかこのシャンボードあたりが検討候補になるかと思います。

シャンボードはシャンボードでパラブーツ独自のリスレザーを用いた大変素晴らしい靴ですので、また改めてご紹介したいと思いますが、画像の通りゴルフと比べるとノルヴェイジャン製法も相まってボリューム感のある、よりカジュアルな雰囲気となっております。

その点ゴルフはグッドイヤー製法でスッキリした見た目となっており、細部を見ても一目一目のステッチが細かく、Uチップの拝みモカも美しい仕上がりでよりドレッシーな雰囲気です。

内側の踏まずにかけてのライン、羽根の落ち方も美しいです。

②最高峰の素材が織り成す最高の履き心地

J.M.Westonではハーフサイズを/と表記します。
画像のものはWeston独自サイズ6.5の意味です。

J.M.Westonのサイジングは0.5刻みの縦方向の寸法だけでなく、AからFの6種類のウィズにより横幅も選択できることから、既成靴でありながら自分の足型により近いフィッティングを目指す事が可能です。

それだけでも履き心地の良さに直結しますが、さらに素材は世界屈指のカーフ専門タンナー、デュプイ社の素材をアッパー、ライニングともに使用。

表革にはボックスカーフ のものやロシアンカーフ と銘打ったもの、現行に似たノヴォカーフ といったものなど革の風合いや油分の入り方など異なる色々な種類が存在しますが、こちらは現行のVendee(ソフトカーフ)を使用したものです。

ノヴォカーフの後継の位置付けになりますが、あちらに比べ、油分がやや少なく、より繊細な肌理の柔らかなカーフといった印象です。

またライニングも非常に滑らかな肌触りの牛革で、吸い付くような良い足あたりです。

この両者の素材が非常に柔らかく足を包み込むことで、さらに履き心地の良さをブーストさせています。

さすがフランスの名門デュプイですね。

ちなみに油分少なめと書きましたが、それでも全然雨には強く、ジャーナリストシューズと謳われた所以は継承されています。

③雨をものともしないリッジウェイソール

底にはタイヤで有名なミシュラン社と共同開発したオリジナルのリッジウェイソールを使用。JMのロゴをもじったデザイン形状は流石の一言です。

このソールのおかげで雨の日のツルツルな駅構内などでも全く滑らず走れるので会社にも遅刻しないで済みます(笑)

耐摩耗性も悪くないので2年くらいヘビロテで履いてますが、底の張り替えはまだまだしないでいけそうです。

履いて2年経過

④天気で迷ったら迷わずゴルフで。

tops:errico formicola bottoms:berwich belt:j&m davidson bag:old coach

晴れでも雨でもガンガン履ける紐靴、それがゴルフです。

一度履いたら病みつきになる履き心地の良さが、どの靴を履こうか悩む時にはルーティーンでついつい選びがちになってしまいます。

ひとまずこれを履いておけばオンでもオフでもエスプリの利いた雰囲気を演出できるというのが何よりの魅力ではないでしょうか。

オススメです。